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ひな祭りの由来を子ども向けに解説

2019/02/20
 
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みなさんのご家庭ではひな祭りをされますか?女のお子さんがいらっしゃらないご家庭でも奥様のひな人形などを飾られることもあるかと思います。
何となく慣例行事的になってしまったひな祭りを小さな子ども達にどうやって伝えていますか?子ども達にしたら、年に一度見る「着物を着たお人形」くらいにしか考えていないかもしれませんが、ひな祭りがいつごろからどのようにして始まったのか、そしてそれにはどんな意味合いが含まれているのか、ひな祭りの由来を紐解いて、子ども達にわかりやすく伝える方法も考えてみました。

ひな祭りの由来とは

「ひな祭り」がいつ頃始まったのかとははっきりとは記されていません。歴史を紐解くとその始まりは平安時代にさかのぼり、その当時京都で平安貴族の女の子たちが「遊びごと」としてひな祭りが行われていたという説がみつかりました。
その当時のひな人形は、小さな御所風の御殿「屋形」をしつらえ飾っていたそうです。初めのころは儀式ではなくてあくまでも遊びで「ひなあそび」とも呼ばれるのはそのことが関係しています。

「流し雛」が現代でも行われる地方があるかと思いますが、それも平安時代が起源で、川へ紙で作った人形を流す「流し雛」があったそうです。
あそびから始まったひな祭りは後に「上巳の節句(穢れ払い)」として雛人形は災厄よけの「守り雛」として祀られる様になりました。
「上巳の節会」とは、人形に「自分の悪いところ(穢れ)」を撫でつけて、川に流し「厄払い」としたとされる行事のことです。
3月の節句にひな祭りを行うようになったのは安土桃山時代の天正年間以降だそうです。
3月の節句の儀式として全国に広まるようになったのは江戸時代で、「上巳の節会」と「ひいな遊び」が合わさり節句の儀式となりおひな様を飾るようになったそうです。

ひな祭りの由来を子供向けに伝えるには

なぜおひな様を飾るのかを伝えることですね。小さな子供にもわかるようにつたえるには難しいことは言わない、こんな言い方はどうでしょう。

おひな様を飾るのは、

「○○ちゃんが病気をしないで元気で暮らせますようにってお雛様にお願いするのよ。」
「お雛様が○○ちゃんを守ってくれるから、一緒に元気で過ごせますようにってお願いしようね」

などのように、
「守ってくれているんだよ」
「幸せをお願いしようね」
「元気に過ごせるようにお願いしようね」
「大きくなれるように見守ってくれてるよ」

と伝えるといいですね。

お雛様が自分たちを見守ってくれているんだよ、それと同時にお人形も大切にして毎年この季節に飾って幸せになれる様にお願いしようね。というのがいいですね。

 

「うれしいひな祭り」の歌にまつわる話

サトウハチローさんの「うれしいひな祭り」をご紹介します。
ひな祭りといえばこの歌が思い浮かんできます。小さなお子様も最初におひな様の歌として耳にするのがこの歌ではないでしょうか。
何気無く聞いていたひな祭りの歌でしたが、サトウハチローさんの想いがつまった歌であったことが分かりました。

題名どおり、ひな祭りを歌った曲。1935年(昭和10年)、サトウハチローが娘に雛人形セットを買ってやった前後に作詞したとされる。それに河村が曲をつけ、1936年(昭和11年)1月にレコードが発売されている。

楽しい行事を歌った曲で、題名にも「うれしい」とあるにもかかわらず、西洋音楽的に分類すれば短調である。ただし、唱歌の多くは日本古来のヨナ抜き音階を用いて作曲されており、短調の曲も多い。この曲についても、短調としたことにより日本情緒がよく表現されているとも評されている。
一方で、歌詞の中に官女から嫁いだ姉を連想するくだりがあるが、これについては、嫁ぎ先が決まった矢先に18歳で結核で亡くなったサトウハチローの姉のことを歌っているものであり、この曲が短調なのはハチローの姉へのレクイエムだからであるとの解釈もある
サトウハチローが作詞した楽曲の中では最もよく歌われるものの一つともいわれ、日本では広く知られた曲となっている。一方、歌詞には雛人形を歌った内容としては不正確な描写が含まれており、作詞したサトウハチローはこうした誤りを気にし、晩年までこの曲を嫌っていたという。具体的には、男雛と女雛を「お内裏様とお雛様」と呼ぶのはこの歌から広まった誤用で、また右大臣を「赤い顔」としているのも誤りである

Wikipediaより

上記解説にもありますが、本来は「うれしい」気持ちで迎えるひな祭りなのに、少し寂し気な音に秘密がありました。
曲調が短調になることにより日本情緒が表現されているというのもうなずける部分です。
そして、この歌が世に出て広がっていくことにも少し複雑な思いがあったことが分かり、改めて聴いてみるとひな祭りへの気持ちが変わってきますね。
より一層「子どもの成長を願うひな祭り」と重なる部分があるのではないでしょうか。
「うれしいひな祭り」の歌を聴いてみましょう。

ひな祭りの由来を調べてみて

最初は遊びから始まったひなあそびがひな祭りとして女の子の健やかな成長を願う儀式へと変遷していきました。
今ではお雛様は遊ぶのではなく飾るだけになってしまいました。子供が触ろうものなら、みんなから「あー、ダメダメ!」という声が聞えてきますね。
よく言われている「お雛様を早く片付けないとお嫁に行けない」っていうのは由来には出てきませんでした(笑)。
我が家には二人の娘がいます。長女の初節句の時に私の両親がひな人形をプレゼントしてくれました。
一般常識のこととして深くは考えていませんでしたが母方の実家から贈るというのも慣例のようです。ひな人形にも流行り廃りがあるようで、その当時は段飾りよりもコンパクトなケース入りが主流でした。
我が家のお雛様はケースにお内裏様とお雛様だけが並んだものです。多分私自身が段飾りを毎年出す気持ちがなかったのもあるかもしれません。
実際ケース入りすら最初の数年出しただけで、今では押し入れの中です。
忙しさを理由に何年も暗い中においやってしまったおひな様、久しぶりに明るい場所に出してあげようと思います。

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